株式会社SCREENホールディングス

デザインが生まれた理由

本機は培養細胞を撮像解析をする装置であり、先代モデル［CELL3 IMAGER DUOS2］の後継機の開発にあたり、外観意匠のご依頼を
いただきました。
先代モデルよりも複雑な形状となる中で、意匠イメージを踏襲しつつなるべくモダンな印象になるようにこころがけました。

デザインを実現した経緯

装飾的な要素を最小限にそぎ落としたシンプルなフォルムは伝えるべき要素を明確にし、使用する人に最大限に製作者の意図を伝え
ます。
しかしながら、そぎ落とし過ぎた造形は、時として無表情にも捉えられる場合があります。
そこで本デザインでは無駄な要素をなくしつつ、さりげなく印象的で見た人に記憶に残るデザインを目指しました。
正面のシャープな陰影は本デザインの表情の構成要素ととらえ、製品名や社名ロゴの配置に応用することで自然と目が行くように仕上げました。
また、製品上部のカバーは黒の帯で本体と隔てることで全体が調和するよう工夫しました。