コラム

コラム#48:展示会担当者必見!CG動画の活用で、複雑な製品説明と搬入作業を効率化する方法

展示会は、自社の技術や製品を新しい顧客へ直接アピールできる貴重な機会です。
一方で、展示する製品が大きい、重量がある、稼働に広いスペースや特別な設備が必要といった理由から、実機を会場へ持ち込めないケースも少なくありません。

また、内部構造や目に見えない動き、複雑な工程を扱う製品では、実機を置くだけでは強みが十分に伝わらないこともあります。
限られた展示時間の中で、説明員の言葉や静止画だけを使って来場者に理解してもらうのは簡単ではありません。

こうした展示会での「運べない」「見せられない」「伝わりにくい」という課題を解決する手段が、3DCGを活用した製品紹介動画や営業資料です。
本記事では、CG動画を展示会で活用するメリットと、営業効果を高める制作のポイントを紹介します。

1.展示会で大型機材や複雑な製品を説明する際の課題

実機展示だけでは、搬入コストや会場条件に制約され、製品の内部構造や動作まで十分に伝えられない場合があります。

大型の産業機械や設備、重量のある製品を展示するには、輸送車両や搬入スタッフ、設置作業、養生などの準備が必要です。会場によっては搬入口の大きさ、床荷重、電源容量、稼働音、安全管理などの条件も確認しなければなりません。搬入・設置・撤去には時間と費用がかかり、製品を稼働させられない場合は、来場者に外観しか見せられないこともあります。

さらに、次のような内容は実機だけでは説明しにくい傾向があります。

・製品内部の構造や部品の動き

・液体、気体、熱、電気など目に見えない流れ

・装置が稼働する一連の工程

・危険を伴う動作や通常は再現できない使用環境

・開発中のため、まだ実機が完成していない製品

説明員によって案内内容に差が出たり、混雑時には十分な説明時間を確保できなかったりする点も展示会特有の課題です。来場者が短時間で製品の価値を理解できる見せ方を、準備段階から考える必要があります。

2.CG動画なら製品の「見えない部分」まで可視化できる

CG動画は、実写では撮影できない内部構造や作動原理を、必要な角度と順序でわかりやすく表現できます。

CG動画では、製品を360度から見せるだけでなく、外装を透過したり、部品を分解したり、内部へカメラを移動させたりできます。そのため、完成品の外からは確認できない機構や、製品内部で起きている変化も視覚的に説明できます。

たとえば、装置内を流れる液体を色分けする、重要な部品だけを強調する、複雑な動きをスロー再生するなど、理解を助ける演出が可能です。説明したいポイントに合わせて視線を誘導できるため、専門的な製品でも来場者が要点をつかみやすくなります。

実物をそのまま撮影する実写動画とは異なり、CG動画は製品の見せ方を細かく設計できます。製品の強みや競合製品との違いを映像上で明確にすることで、短時間でも印象に残るプレゼンテーションにつながります。

3.実機の搬出入を減らし、展示会準備を効率化できる

CG動画を活用すれば、実機を会場へ運べない場合でも製品を紹介でき、輸送・設置・撤去に伴う負担を軽減できます。

CG動画は、モニターやプロジェクター、デジタルサイネージなどで再生できます。大型製品をそのまま持ち込む場合と比べ、輸送や設置に必要な人員、時間、スペースを抑えやすくなります。

実機の搬入が不要になれば、輸送中の破損リスクや、会場での安全対策の負担も軽減できます。また、複数の製品を1本の動画や複数の短編映像にまとめれば、限られたブースでも幅広い製品ラインアップを紹介できます。

ただし、CG動画は必ずしも実機展示の代替だけを目的とするものではありません。展示する製品や会場条件に応じて、実機やモックアップモデルと映像の役割を分けることが重要です。

4.モックアップモデルとCG動画を組み合わせて、製品の魅力をわかりやすく発信し、伝える

モックアップモデルで製品の外観や大きさを体感してもらい、CG動画で内部構造や動作を補足することで、より具体的で理解しやすい製品説明ができます。

展示会では、実機の代わりにモックアップモデルを展示し、その横でCG動画を流す方法も効果的です。
来場者はモックアップモデルを見たり触れたりすることで、製品の形状、サイズ感、操作部の位置などを直感的に確認できます。
一方、外側からは見えない内部構造や部品の動き、液体・気体の流れなどは、CG動画でわかりやすく説明できます。

モックアップモデルだけでは内部の仕組みを伝えにくく、CG動画だけでは実物の存在感や寸法感覚が伝わりにくい場合があります。
両者を組み合わせれば、それぞれの弱点を補いながら、製品の「外観」と「内部」、「形」と「動き」を一連の説明として見せられます。

説明員がモックアップモデルの該当部分を示しながら、モニター上のCG動画で内部の動作を案内すれば、来場者は製品の仕組みを具体的にイメージしやすくなります。
大型機材や精密機器など、実機の搬入が難しく、内部説明が重要な製品ほど効果を発揮する展示方法です。

5.来場者への説明を標準化し、営業効果を高める

動画によって説明内容を統一し、来場者の興味を引くことで、その後の商談につながる会話を始めやすくなります。

展示会では、説明員が同時に複数の来場者へ対応する場面があります。CG動画を繰り返し再生しておけば、説明員が対応中でも、製品の概要や特長を来場者へ伝え続けることができます。
映像に製品名、課題、解決方法、導入メリットなどのテロップを入れると、音声が聞き取りにくい会場でも内容を理解しやすくなります。
製品の核心を短時間で示す映像はアイキャッチとなり、ブース前で足を止めてもらうきっかけにもなります。

動画を見た来場者から「この構造はどのような仕組みですか」「自社の設備にも導入できますか」といった具体的な質問が出れば、説明員は一方的な製品紹介ではなく、相手の課題に沿った商談へ移りやすくなります。
CG動画は単なる装飾ではなく、対話の入口をつくる営業ツールとして活用できます。

クロスデザインのCG動画制作について

クロスデザインでは、3Dデータを活用したCG動画制作に対応しています。
お客様が保有する3Dデータを利用できるほか、3Dデータがない場合は、図面などをもとにモデリングや素材制作を行うことも可能です。

制作では、まず製品の特長、動画の使用目的、展示会で伝えたい相手を確認します。
そのうえで、動画の流れや見せ場を設計し、モデリング、アニメーション、ライティング、レンダリング、編集を進めます。お客様のご要望に沿って細部まで丁寧に表現し、複雑な内容をわかりやすく可視化します。

大型機材を会場へ運ぶことが難しい、内部構造をわかりやすく見せたい、展示会後も使える営業ツールを用意したいとお考えの場合は、CG動画の活用をご検討ください。

FAQ|CG動画制作や展示会出展についてよくある質問

Q1.展示会用のCG動画を制作するには、3Dデータが必要ですか?

必須ではありません。既存の3Dデータを活用できるほか、3Dデータがない場合も、製品図面や写真などの資料をもとにモデリングできる場合があります。
必要な資料は製品や表現内容によって異なるため、事前の確認が必要です。

Q2.CG動画では製品の内部構造や動作も表現できますか?

はい。外装の透過、部品の分解、内部のカメラ移動、液体や気体の流れ、機構の動きなど、実写では撮影しにくい内容も視覚化できます。

Q3.大型機械の実機を展示できない場合でも、製品の大きさは伝えられますか?

人物や周辺設備との比較、使用環境の再現、寸法表示などを映像に取り入れることで、製品のサイズ感を伝えられます。実際の展示スペースに合わせた見せ方も検討できます。

Q4.展示会で使用したCG動画をWebサイトや営業資料にも使えますか?

はい。Webサイト、オンライン商談、営業プレゼンテーション、SNS、デジタルサイネージなど、展示会後の営業・広報活動にも展開できます。
用途に応じて長さや画面比率を調整すると、より活用しやすくなります。

Q5.CG動画とVRはどのように使い分ければよいですか?

短時間で多くの来場者に同じ内容を伝える場合はCG動画が適しています。
製品を自由な角度から確認する、操作や空間を疑似体験するといった双方向性が必要な場合はVRが有効です。展示目的に応じて併用することもできます。

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